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コウシンソウと皇海山(HK)
2019 / 07 / 02 ( Tue )
6/8~9、1泊2日で、庚申山荘を起点に鋸尾根から皇海山に登ってきました。

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メンバー:HK(L)、TT、MY

アプローチ:わたらせ渓谷鐡道通洞駅より、タクシーで銀山平の林道ゲートまで(3160円)
※タクシー会社の営業時間の都合で、かじか荘への迎えは18時が限界でした。

コースタイム①:林道ゲート11:10~13:30庚申山荘14:10~コウシンソウ見物とお山めぐり~16:30庚申山荘(泊)
コースタイム②:庚申山荘4:15~5:20庚申山~7:55鋸山~9:30皇海山~10:55鋸山~12:05六林班峠~
          15:05庚申山荘(荷物整理)15:30~17:20かじか荘

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【コウシンソウ】
コウシンソウは、特別天然記念物でもあり、絶滅危惧種に指定されている貴重な食虫植物です。
直射日光の当たらない湿り気のある小虫がいる岩場に自生しています。
全草で見ても小さく、近くまで寄らないと、なかなか見つけられません。

この時期、山荘の管理人さんが開花状況をチェックしているので、その見回りに同行させてもらい、花をみることができました。
小さくて、なかなかピントがあわないので、きれいな写真が少ないのですが、確認できるものを掲載します。

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【皇海山】
言わずと知れた百名山のうちの一座です。
山頂からの展望はありません。
百名山の中では渋い部類に入るかもしれませんね。

鋸尾根から登りたい!
コウシンソウが見たい!
ついでにわたらせ渓谷鐡道にも乗ってみたい…。
…という、HKのゆるぎない思いだけで、代替案なしの計画を作りました。

つきあってくれたTTさん、MYさん、ありがとう!

8(土)は山に近づくにつれ、雨が強くなり、気の重い出発となりましたが、昼過ぎから晴れ間が覗くようになりました!

庚申山荘に着いた頃。
右側の小さな建物は、バイオトイレ。ひとつしかないので、朝の出発時などは列ができてしまう…。

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お山めぐり、岩場につくまではこんな斜面、尾根を歩きます。
シロヤシオの花も残っていたり、晴れてきたこともあって、清々し~。

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コウシンソウを見た後、管理人さん達と別れて、お山めぐりを続けます。
左上の岩の突端からのぞき込むと、山荘がみえます。
MYさん、一番乗りで楽しそうに覗いてました。

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お山めぐりは、随所に鎖やはしご、頑丈な橋が設置されていますが、事故は起きているそうなので、慎重に。
青空と太陽で、思わず笑顔がこぼれます。

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有名な「めがね岩」。
他にもいろんな名前のついた岩がありました。

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さて、小屋に戻ったら夕食です。
今日は、牛肉とピーマンの焼肉タレ炒めとごはん。時間もあるので、たまには、生米を炊きましょう。
今日の炊きあがりは◎!

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大分すっきりしてますが、もっといろんなつまみが出てたんですよ~
おいしいつまみにお酒、ごはんもしっかり食べて、明日のエネルギーチャージは万全です。

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明日は12時間を超える歩程行動時間になるので、夕食後はすみやかに就寝。

9(日)4:15出発。なんとかヘッデンなしで歩ける明るさ。
そして、昨日お山めぐりをしたおかげで、迷うことなく登っていけました。

お山めぐりとの分岐を過ぎてしばらくは、急な登りが続きますが、なだらかになってくると庚申山はすぐ。
庚申山からは鋸尾根を歩くわけですが、しばらくは、静かな樹林の中の尾根道が続きます。
シャクナゲがちらこちらに咲いていて、綺麗でした。

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笹原もありますが、道はしっかりあって、漕ぐほどではなし。
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ガスに包まれ、小雨模様のこんな日は、幻想的な雰囲気になります。
地味な標識ですが、黄色と赤の板は、ヘッデンの光を反射するので、暗くても目立ちます。

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「雪が残ってますよ」というTTさんの声に、「まさか~、ありえないでしょ~」と見たら、
本当に残ってました(笑)
左右の斜面がつくるV字の、突端あたり。白いものがそうです。

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はぁ~、ようやく着きました!鋸山。
真っ白で、何も見えません…。
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不動沢のコルへの下り始めは、ロープのある岩場。
ロープを使ったり、使わずに降りられそうなところは使わずに降りたり。
この先もガレた道が続き、落石に注意して下ります。
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不動沢コースからの団体を交わし、シラビソの森の中の急な登りを踏ん張れば、皇海山山頂です。
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眺望もなく、天気も悪いので、写真を撮ったら、速やかに下山開始。
鋸山までは、さっき下った道を登り返し、そこから先は、六林班峠を目指して進みます。
途中、背丈を超える笹藪も。ここは、漕ぐ必要がありました。
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六林班峠から庚申山荘までの長~いトラバース道は、2時間半くらいで行けるところ、3時間程かかりました。
庚申山荘で荷物を詰めなおし、かじか荘でお風呂に入るため、必死に歩き、なんとか30分の入浴時間を確保。
終電1本前の電車に乗ることができ、行動食の残りと、どうにか確保できたビールで、車中打ち上げとなりました。

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13:29:58 | ハイキング・縦走 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
倉岳山北西尾根~寺下峠(2019.4.20)
2019 / 04 / 22 ( Mon )

  12月に予定しながら天気に恵まれず順延を繰り返し、やっと実現に漕ぎ付けた山行。倉岳山自体は、交通の便が良く、自然林や沢が美しく、半日で山らしい登り下りが味わえるので、5回目となる。ならば今回はヴァリエーション・ルートに挑戦してやろうと、新ハイキング社の『ヴァリエーション・ハイキング』シリーズに出ていた北西尾根を登ることにした。
 920に中央線鳥沢駅着、桜が終って木々が芽吹いてきた、まさに「山笑う」の風景が広がる。虹吹橋で桂川を渡り、小篠貯水池へ。
20190420-03 小篠貯水池
   小篠貯水池
 貯水池のすぐ手前に左に入る道があって、そこが北西尾根の最末端の取付点となる。しかし道にも山にも笹が茂り、ルートの見当がつかない。そこで、少し上流から尾根の途中に取り付くことにして、一般登山道を登る。高畑山への道を右に分ける石仏の少し先に、目当ての二番目の石仏があった。右が穴路峠への登山道、左にめざす道が分かれる。
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   二つ目の石仏
 その道に入るとすぐに二回沢を渡る。対岸に赤いマークが見えていて、ルートは明瞭。
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   合流する二つの沢を渡る
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   取付には赤マークが…
 かつて林業の作業用に使われていたのか、登山道にしては道幅が広い道が、ジグザグに斜面を絡んでいる。赤テープを順番に見つけて左右に進むが、中にはこんな印まであった。
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    「赤ちゃん」と呼びたくなる赤マーク
 ここまでこまめに印があるのなら、それを追ってゆけば楽勝ではないかと思ったのだが、そうは問屋が卸さなかった。次第に踏み跡がなくなり、ただのざれた斜面になったのである。次の赤マークまでトラバースしようとしても、足元がざらざら滑り、しかも木々がまばらにしか生えていないので、手がかりも少ない。思うに、2014年2月の大雪や、その後の台風などで斜面が荒れ、かつての踏み跡をかき消してしまったのではないだろうか? とにもかくにも、体を確保できる立ち木から次の立ち木まで行くのが賭けになってきた。木の根をつかむとぷつりと切れるし、幹をつかむと枯れていてぼろりと折れたりする。普通なら断念して引き返すところだが、登るのがやっとのこの剣呑な斜面を下るのはもっと危険だ。何とか前進するしかない。そこで、もう赤マークを追うのはやめにして、真上に見える稜線に直登することに決めた。足よりも腕を使う、ジャングルジムのような登りでともかく匍匐前進する。敵の機銃掃射をかいくぐって物陰から物陰へと前進する歩兵の心境はこういうものだろうか?
 石仏が1033、やっと尾根に出たのが1115。予想通り尾根はざれておらず、一息付けた。しかも踏み跡がついている。標高700~750mの間と思われた。ブナなどの若葉が美しい。
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    北西尾根の稜線
 しばらく何の心配もない稜線を辿る。途中に差し渡し1mもない小さな水たまりが現れた(1130)。ガイドブックにある「へそ水」である。背後には雨ごいの社があった。落葉の溜まった水でとても飲料にはできないが、土まみれの手を洗い清めることはできた。神様ありがとうございましたと言いたくなる。
20190420-06 倉岳山・へそ水
    へそ水
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    雨ごいの社
 ここから倉岳山への最後の急登は、一部ざれてはいるが危険は全然なく、1150、予定より20分遅れで山頂に着いた(~1213)。霞んでいて展望は今一つだが、眼前には昨秋登った今倉山が東西に広がっていた。
20190420-08 倉岳山より今倉山
    今倉山
 山頂からはざれた急坂を下って、あとは主稜線の歩きやすい道を、立野峠1238、細野山(838m)1250、鳥屋山(808m)1315、舟山(818m)1345と快調なペースで辿る。ミツバツツジらしいツツジが鮮やかだったが、真新しい風倒木があちこちで目に付いた。
20190420-09 倉岳山・ミツバツツジ
    ミツバツツジ?
20190420-11 細野山・風倒木
    風倒木
 1405寺下峠。ここから北西、梁川の塩瀬という集落まで下る。ミミガタテンナンショウ、タチツボスミレ、ヒトリシズカなどの咲く道を辿り、沢に下ってゆく。ここも途中一か所、ロープの張られたざれのトラバースがあることになっている。確かにあった。しかし話が違った。一か所だけのはずが、ロープは続くよどこまでも。延々300mほど、沢筋に下りるまでずっと、足場の悪いロープ道だった。やっと降り立ったのは薄暗い谷間(1455)。
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 きれいな水が流れていたので、手と顔を洗う。ここから対岸の尾根に登り返して、北側の別な沢筋を下るのだが、そちらもロープこそないものの、黒部の水平歩道のように、崖と言えるほどの急斜面をトラバースする細い道が続き、しかも落葉が積もって地面が見えないので、慎重に下らざるを得ない。結局塩瀬の集落に出たのは予定より随分かかって、1530だった。国道からは倉岳山のすっくとした姿が望めた。
20190420-30 梁川より倉岳山
    梁川より倉岳山
 1555、梁川駅に着こうという時に登りの電車がホームを出て行った。1558の便がダイヤ改正で早まったのだ。1625の便で立川で下車、魚が売りの「波平」という店で、プレミアムモルツ生、無濾過純米生原酒数種類で打ち上げ。緊張を強いられた心身を、至福の炭酸水と米ジュースが癒してゆく。ヒラマサの刺身の大きな一切れを見て「俺の前には今、ピラミッドの破片が積もっている」とつぶやいたら、同行のMさんも『孤独のグルメ』のファンであることが分かり、お酒がひとしお美味しく飲めた。しかし北西尾根、二度と行くコースではない。寺下峠も、どこか一か所でも崩れたらもう廃道ではなかろうか…。

14:46:13 | ハイキング・縦走 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
宮ヶ瀬湖北・権現平~南山(2019/2/17)
2019 / 02 / 22 ( Fri )

  江戸時代、枯野見と言う風習があった。『精選版日本国語大辞典』によれば、「冬の暖かい日に郊外の枯野を見に行くこと。江戸では、向島の長命寺から白髭あたりの冬景色を見ることをさした」とある。吉川英治の『松のや露八』には「『虫聴』だの『千鳥聴き』だの『枯野見』などという遊びは、遊びに飽いた江戸人だけが思いついてする遊びであった。」、岡本綺堂の『半七捕物帳 薄雲の碁盤』には「『枯野見なんて云うのは、今どき流行りませんね。雪見だって、だんだんに少なくなりましたよ』と、徳次は笑った。」とあるそうだ。江戸後期の十方庵敬順の紀行文集『遊歴雑記』には、枯野見に便利な携帯焜炉と茶道具が登場する。
 私の属する「怪奇倶楽部」と称する物好きの会(古今東西の良質の怪談・怪奇小説を愛読し、怪奇映画やドラマを鑑賞し、味わい深い土地を訪ねて地霊と交信する会)では、この由緒ある枯野見を現代に復活させ、ここ十数年続けてきた。十方庵敬順に倣ってガスコンロで茶を淹れ、枯野の中で一服しながら、十数キロ歩くのである。
 今回、初の試みとして標高500mを超える山に登ることにした。これまでは精々300m程度の丘のようなところばかりだったのである。選んだのは、相模原市の西郊外、宮ヶ瀬湖の北に連なる権現平~南山の尾根。さらに東に志田峠を越え、愛川町の三増まで歩いた。
 957橋本駅発のバスで小一時間揺られ、終点の鳥居原ふれあいの館に1045着。農林産物直売所なのだが、凍結防止なのかトイレは閉鎖されている。行楽客やライダーたちがたくさんいるのに、不親切なこと限りない。
 車道から尾根末端に取り付き、高度を上げてゆく。照葉樹も混じった雑木林と、杉・檜の植林で、風情のある林とは言いにくい。1125、高圧線の下に出る。北西に奥秩父~大菩薩連嶺が見えた。1145、569mの権現平着。名前の通り平らな山頂で、南東端に展望台が設けてある。丹沢の山々、以前登った高取山~仏果山、南山、宮ヶ瀬湖、南東の厚木方面の平野が見える。空気が澄んでいたら房総半島も見えるらしい。
権現平より宮ヶ瀬ダム、高取山、仏果山
      権現平より宮ヶ瀬湖、高取山
 山頂には木のテーブル・椅子やトイレもあるので、ゆっくり休憩できる。ここで昼食と、枯野見に欠かせないお茶。「どこでも抹茶」という商品があって、小袋に緑茶の粉末が入っており、お湯さえあれば抹茶が飲める。とても便利だが、よく考えると抹茶を好きなだけ持ってくれば済む話なのであった。
 1235に出発、だらだら東に尾根を辿ると544mの南山に着く。この山頂からは蛭ヶ岳や大山が格好良く見えた。三ノ塔の方は尾根が幾重にも重なって逆光が美しい。
南山より宮ヶ瀬湖、丹沢山地
     南山より丹沢山地
南山より三ノ塔
     三の塔
 南山からは「あいかわ公園」に向かってひたすら下ってゆく。丹沢名物の木の階段で、山慣れない同行者は相当こたえていた。あいかわ公園は宮ヶ瀬ダムのすぐ近くにあり、いかにもダム開発の副産物の地域振興策と言った感じだが、事業計画書を見ると果して「あいかわ公園は、宮ヶ瀬ダム建設に伴い喪失した中津川渓谷に替わり、ダムサイトゾーンの活性化を目指して整備され、宮ヶ瀬湖畔園地(愛甲郡清川村)、鳥居原園地(相模原市緑区:旧津久井町)とならぶ宮ヶ瀬湖周辺3拠点の一つとして、宮ヶ瀬湖周辺地域での多様なレクリエーション、観光、自然環境保全等の役割を担っています。」とあった。
 予定では中津川左岸の尾根に登り返してずっと南東に縦走するはずだったのだが、階段でくたびれ果てて「もう登りはイヤだ」との声が上がり、この尾根の北の峠道を越えることにした。あいかわ公園の北に服部農場というレジャー牧場があり、牛・馬・羊などを飼育して、乳製品やソーセージ、ドイツビールを売っていた。ソーセージとドイツビールには三人とも目がないので、思わずここで第一次打ち上げをしようかと思ったが、あまりの値段に冷や水を浴びせられた。ソーセージ3本とビール1本で2000円でっせ!無茶すぎるわ!
 人のほとんど見えない林道みたいな道を東に辿って志田峠を越える。馬頭観音の碑が4基並び、福助が正座していた。
     志田峠の馬頭観音碑
     志田峠の馬頭観音碑
 未舗装の悪路を歩いて志田の里に出たが、堆肥工場があってとんでもない悪臭がする。その先の中原地区は、地図で見ると大規模な養鶏場があるので、そこを避けてゆく。白梅が早春の里らしい。これぞ枯野見の喜びである。
20190217-11 中原の梅
 街道が通っていたらしい三増(静かな里なのに、養鶏場の臭いが…)からバスで本厚木へ。『精選版日本国語大辞典』の枯野見の説明には最後に、「吉原に遊ぶ口実ともなった。」と書いてあるが、清く正しい怪奇倶楽部会員はそんな悪所には引かれず、メンバーの同級生・村田元秀氏が経営する相模大野の飲み屋「げんちゃん」で、自慢の餃子や焼き鳥を堪能したのであった。
 後日、「次回は平らなところを頼みます」と釘を刺されてしまった。

10:22:29 | ハイキング・縦走 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
西丹沢・大野山 格好の展望台(2019/1/26)
2019 / 02 / 22 ( Fri )

 家族とその友人と、富士山の眺めを楽しむ軽いハイキングをすることにした。ヤマレコの地図で物色して白羽の矢を立てたのが、西丹沢の低山・大野山(723m)。御殿場線の谷峨駅から歩いて登れ、山頂が牧場になっていて、富士山、丹沢、箱根の眺めが良いという。
 多摩市の永山駅を800に出て、小田急で新松田へ、御殿場線に乗り換えて938に谷峨着。神奈川県内の癖に、御殿場線は何とICカードが使えず、登山客が切符販売機と窓口に列をなした。新松田から谷峨へはバスもあるみたいなので、そちらも選択肢かも。
 谷峨駅には、元気の良い、しかしやせた三毛にゃんがいて、盛んにごろごろ転がって遊んでいる。生憎餌を持参していなかった。ごめんね。
20190126-06 谷峨駅にゃん
 駅から、めざす大野山の牧場の頂が間近に見える。
20190126-08 谷峨より大野山
 吊橋で酒匂川を渡り、ジグザグの古い車道を登って嵐の集落へ。そこから山裾を巻く感じで、山道を都夫良野(つぶらの)の「頼朝桜」まで登る。途中の高圧線の下から富士山が見えた。朝は快晴だったのに、南東山腹に雲が湧いて山頂を少し隠している。
頼朝桜というのは、「頼朝がここに手植えした」とかいう特定の桜の木のことではなく、河津桜の別称らしい。あたりはログハウスなどあって公園になっている。そこからまた山道に入って尾根を一登りすると、林道に出会う。その先が地図にもジグザグの出ている本格的な登り。丹沢名物の階段が整備されているが、階段にリズムを合わせにくい。トレーニングでテント、寝袋など背負ってきたので、暑い。南西に、谷峨の地名の元かもしれない「谷ケ」という集落のあるなだらかな斜面が見える。茶畑になっているらしく、雲南・四川あたりから東南アジアにかけてのどこかの桃源郷のように見えた。奥には越前岳。
20190126-11 大野山より谷ケの畑地
 20分ほどで急登は終わり、山頂の一角の緩斜面に出た。「なあんだ、もうあと5分ぐらいで着くな」と思ったらそれが大間違い。この緩斜面が結構広く、真の山頂までは15分ばかり歩かされた。とはいえ、富士山がきれいに山頂まで見せ、南には箱根の山々、小田原のある足柄平野、さらに江の島や房総半島、伊豆大島まで見えて、展望を満喫できる。
20190126-15 大野山より富士山

20190126-17 大野山より相模湾
  さらに山頂近くになると、北に丹沢の主要な峰々が群像となって姿を現した。まずは道志西部の御正体山と丹沢西端の菰釣山。
20190126-21 大野山より御正体山、菰釣山、権現山
 その右に、畦ヶ丸山、加入道山、大室山が並ぶ。大室山は都内から見ても大きいが、この角度からも重量感たっぷりで風格がある。さらに東に、檜洞丸、同角ノ頭、蛭ヶ岳、丹沢山と、丹沢の核心部の峰々が続く。都内や山麓からは見られない展望だ。同角ノ頭が鋭く尖っているので、近くにいた別パーティーのおじさんが仲間にしたり顔に、「檜洞丸は右の方!」と教えていた。どう見ても左の方が高いでしょうよ!
20190126-22 大野山より畦ヶ丸山、加入道山、大室山
     畦ヶ丸山、加入道山、大室山
20190126-37 大野山より檜洞丸、同角ノ頭、蛭ヶ岳、丹沢山
     檜洞丸、同角ノ頭、蛭ヶ岳、丹沢山
20190126-37 大野山より檜洞丸、同角ノ頭
       檜洞丸(中央)、同角ノ頭(右)!!
 北には、三保ダムと丹沢湖も見下ろせる。
20190126-32 大野山より丹沢湖
 1145-1220、山頂で昼食休憩。平らな芝生で、東屋、ベンチ、トイレまであって、交流ハイク向きかと思われるが、冬期はトイレの水は止まっている。
 帰りは南東に山北駅まで下る。しばらく牧場を東に辿るが、進行方向に鍋割山が見えた。
20190126-39 大野山より鍋割山
      鍋割山
20190126-36 大野山より箱根・明神岳、神山、金時山     
      箱根・明神岳、神山、金時山
 大野山は火山ではないのに、道の脇には黄土色の軽石っぽい土が露出していた。ひょっとしたら富士山の噴出物、それも1707年の宝永噴火のものではなかろうか?
20190126-42 大野山、富士山のテフラ?
 畜舎に向かう車道から右に分かれて、登山道を下る。しばらく階段で急降下し、その後はトラバース気味に植林地を下ってゆく。1325、地蔵尊のある所に着いた。このあたりの岩は、丸い礫を含んだ礫岩で、礫の中にはたぶん丹沢山地由来と思われる花崗岩質のものもあった。
20190126-45 大野山中腹、前期更新世の礫岩中の深成岩礫
 この礫岩は258~40万年前に海でできたものだそうで、ということは最長でも250万年の間に、海底から標高500mほどにまで隆起してきたことになる。大陸プレートとフィリピン海プレートの境界が、ちょうど大野山の南山腹にあるそうだから、地殻変動が激しいのもうなずける。1923年の関東地震の震源が丹沢西部という説もあるし…。
 1340に古宿集落に下山、廃校を転用した共和のもりセンターというところでコーヒー一服、後は馬頭観音、道祖神などの石碑を見ながら、山北駅に1450に着いた。


20190126-51 馬頭観音像

20190126-58 道祖神



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南薩摩山めぐり~その1
2019 / 02 / 18 ( Mon )
2/1~5の5日間、知覧観光と開聞岳をメインに、南薩摩を満喫してきた。
静岡出身の私としては、鹿児島空港の脇に広がる茶畑を見たときから、親近感でいっぱいに。
旅先で出されるお茶は「まずい」ことがほとんどだが、知覧、坊津(秋目)はおいしいお茶をいただいた。
私にとって、お茶がおいしいって、すごく大事なポイントなのだ。
鹿児島、とても素敵なところだった。

さて、今回登った山は、金峰山、開聞岳、野間岳、磯間嶽。
観光は、知覧の他、南さつま海道八景めぐり、指宿砂蒸し、開聞岳の眺望めぐり。
忘れられない出会いは、笠沙美術館の管理番をしていた、元遠洋漁業漁師さんと黒瀬杜氏さん。

じっくりと南薩摩を味わいつくす旅ができ、この上なく満ち足りた気持ちで帰ってきた。

1日目。鹿児島空港でレンタカーを借りて、金峰山(きんぽうざん)へ。
40周年の折、奥秩父にある金峰山の信仰の道=御嶽道についていろいろ調べたことが思い出される。
不思議な縁だ。
こちらは「きんぽうざん」と呼ぶが、由来は同じ。蔵王権現を祀る、修験の山である。

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金峰山神社から、中岳、東岳、北岳とめぐる手ごろなコースを歩いてみた。
全部回っても、駐車場から小一時間なので、貴重品とカメラだけを持って出発。

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神社の脇から、照葉樹林の中の道を登っていく。
山頂近くまで来ているので、なだらかで登山道と言うより、散策路という感じ。

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山頂近くの展望所からは、開聞岳が見える。
(ツル?のくちばしの先あたり)

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金峰山山頂標識。
この日は風が強く、セルフで撮るのも大変だった。
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このあと、一旦駐車場に戻って、北岳へ向かう。
野間岬、野間岳が見えたのだけれど、風の強さに長居できず。

下山後は一路知覧へ。
50歳という年齢で訪れる知覧は、若者を特攻作戦に送り出した大人の側の責任を考えさせられた。
この日は、特攻の母と呼ばれる、鳥濱トメさんが営んでいた富屋旅館に泊まる。
さて、この旅館の看板。
これは、実際にはあり得なかった構図なのだが、そこにトメさんの思いが込められているという。
この写真に込められた思い、みなさんはどう感じるだろうか?

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2日目。開聞岳登山。
知覧から開聞岳へ向かう道は、高台に広がる茶畑の中を走っていて、まるで牧ノ原台地(静岡)のよう。
茶畑越の開聞岳を眺めながら、麓にある登山口へ向かった。

登山者用駐車場のある開聞岳キャンプ場から見上げた開聞岳。
葉を落とした樹々が点在する芝生の広場に、さんさんと陽が射して、冬とは思えない穏やかさ。

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標識を頼りに歩いて行くと、2合目登山口。
開聞駅近くに1合目があるので、車で来ると、2合目からのスタートになる。

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ここから山頂まで、ほぼ均等に合目標識がある。
日帰り装備で歩くと、だいたい20分で1合くらいのペースだった。
4合目あたりまでは、照葉樹林の中を、火山らしいザレた道が続く。
5合目に展望所が設けられている。樹林の合間から、東側の展望がのぞく。
7.1合目は、眼下に東シナ海がドーンと広がり、解放感あふれる展望場所。

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が、写真にすると海しか写らないので、展望写真はなし(笑)。

登山道が西側斜面を回りこむようになると山頂も近づく。
これはその辺りで広がる西側の展望。
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7~9合目は、2ヶ所ほどはしごがかけられ、岩がごろごろしたところを登っていく。
足元には霜柱も残っていて、900mを超える標高を感じさせる。

ちょうど麓の街で正午を知らせる音楽が鳴り響く頃、山頂到着。
それなりに登山者もいて、賑やか。
岩の上でひなたぼっこしながら、行動食をつまむ。
いい眺めだ。

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のんびりしていたい気持ちもあるが、まだまだ見てみたい景色が待っているので、
早々に山頂を後にする。
下山は1合15分くらいのペースだった。
午後2時をまわる頃、まだ2~3合目ですれ違う登山者もいて、意外だった。
夕景でもみるのだろうか?

このあと、海沿いの展望所、火の神公園、大野山展望所などに立ち寄り、
いろいろな開聞岳の姿を楽しみながら、今日の宿、秋目の民宿へ向かった。
ここは、鑑真和上が上陸した地とされ、鑑真記念館がある。
民宿でお風呂の支度が整うまで、のんびりと夕景を楽しんだ。

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夕食は、秋目でその日にとれたクロダイや、モンゴウイカなど、魚づくしの料理をいただく。
明日は、昼頃から雨予報。
野間岳は、野間神社からのピストンに変更。

(その2へつづく)


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コウシンソウと皇海山(HK)
2019 / 07 / 02 ( Tue )
6/8~9、1泊2日で、庚申山荘を起点に鋸尾根から皇海山に登ってきました。

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メンバー:HK(L)、TT、MY

アプローチ:わたらせ渓谷鐡道通洞駅より、タクシーで銀山平の林道ゲートまで(3160円)
※タクシー会社の営業時間の都合で、かじか荘への迎えは18時が限界でした。

コースタイム①:林道ゲート11:10~13:30庚申山荘14:10~コウシンソウ見物とお山めぐり~16:30庚申山荘(泊)
コースタイム②:庚申山荘4:15~5:20庚申山~7:55鋸山~9:30皇海山~10:55鋸山~12:05六林班峠~
          15:05庚申山荘(荷物整理)15:30~17:20かじか荘

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【コウシンソウ】
コウシンソウは、特別天然記念物でもあり、絶滅危惧種に指定されている貴重な食虫植物です。
直射日光の当たらない湿り気のある小虫がいる岩場に自生しています。
全草で見ても小さく、近くまで寄らないと、なかなか見つけられません。

この時期、山荘の管理人さんが開花状況をチェックしているので、その見回りに同行させてもらい、花をみることができました。
小さくて、なかなかピントがあわないので、きれいな写真が少ないのですが、確認できるものを掲載します。

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【皇海山】
言わずと知れた百名山のうちの一座です。
山頂からの展望はありません。
百名山の中では渋い部類に入るかもしれませんね。

鋸尾根から登りたい!
コウシンソウが見たい!
ついでにわたらせ渓谷鐡道にも乗ってみたい…。
…という、HKのゆるぎない思いだけで、代替案なしの計画を作りました。

つきあってくれたTTさん、MYさん、ありがとう!

8(土)は山に近づくにつれ、雨が強くなり、気の重い出発となりましたが、昼過ぎから晴れ間が覗くようになりました!

庚申山荘に着いた頃。
右側の小さな建物は、バイオトイレ。ひとつしかないので、朝の出発時などは列ができてしまう…。

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お山めぐり、岩場につくまではこんな斜面、尾根を歩きます。
シロヤシオの花も残っていたり、晴れてきたこともあって、清々し~。

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コウシンソウを見た後、管理人さん達と別れて、お山めぐりを続けます。
左上の岩の突端からのぞき込むと、山荘がみえます。
MYさん、一番乗りで楽しそうに覗いてました。

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お山めぐりは、随所に鎖やはしご、頑丈な橋が設置されていますが、事故は起きているそうなので、慎重に。
青空と太陽で、思わず笑顔がこぼれます。

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有名な「めがね岩」。
他にもいろんな名前のついた岩がありました。

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さて、小屋に戻ったら夕食です。
今日は、牛肉とピーマンの焼肉タレ炒めとごはん。時間もあるので、たまには、生米を炊きましょう。
今日の炊きあがりは◎!

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大分すっきりしてますが、もっといろんなつまみが出てたんですよ~
おいしいつまみにお酒、ごはんもしっかり食べて、明日のエネルギーチャージは万全です。

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明日は12時間を超える歩程行動時間になるので、夕食後はすみやかに就寝。

9(日)4:15出発。なんとかヘッデンなしで歩ける明るさ。
そして、昨日お山めぐりをしたおかげで、迷うことなく登っていけました。

お山めぐりとの分岐を過ぎてしばらくは、急な登りが続きますが、なだらかになってくると庚申山はすぐ。
庚申山からは鋸尾根を歩くわけですが、しばらくは、静かな樹林の中の尾根道が続きます。
シャクナゲがちらこちらに咲いていて、綺麗でした。

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笹原もありますが、道はしっかりあって、漕ぐほどではなし。
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ガスに包まれ、小雨模様のこんな日は、幻想的な雰囲気になります。
地味な標識ですが、黄色と赤の板は、ヘッデンの光を反射するので、暗くても目立ちます。

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「雪が残ってますよ」というTTさんの声に、「まさか~、ありえないでしょ~」と見たら、
本当に残ってました(笑)
左右の斜面がつくるV字の、突端あたり。白いものがそうです。

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はぁ~、ようやく着きました!鋸山。
真っ白で、何も見えません…。
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不動沢のコルへの下り始めは、ロープのある岩場。
ロープを使ったり、使わずに降りられそうなところは使わずに降りたり。
この先もガレた道が続き、落石に注意して下ります。
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不動沢コースからの団体を交わし、シラビソの森の中の急な登りを踏ん張れば、皇海山山頂です。
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眺望もなく、天気も悪いので、写真を撮ったら、速やかに下山開始。
鋸山までは、さっき下った道を登り返し、そこから先は、六林班峠を目指して進みます。
途中、背丈を超える笹藪も。ここは、漕ぐ必要がありました。
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六林班峠から庚申山荘までの長~いトラバース道は、2時間半くらいで行けるところ、3時間程かかりました。
庚申山荘で荷物を詰めなおし、かじか荘でお風呂に入るため、必死に歩き、なんとか30分の入浴時間を確保。
終電1本前の電車に乗ることができ、行動食の残りと、どうにか確保できたビールで、車中打ち上げとなりました。

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倉岳山北西尾根~寺下峠(2019.4.20)
2019 / 04 / 22 ( Mon )

  12月に予定しながら天気に恵まれず順延を繰り返し、やっと実現に漕ぎ付けた山行。倉岳山自体は、交通の便が良く、自然林や沢が美しく、半日で山らしい登り下りが味わえるので、5回目となる。ならば今回はヴァリエーション・ルートに挑戦してやろうと、新ハイキング社の『ヴァリエーション・ハイキング』シリーズに出ていた北西尾根を登ることにした。
 920に中央線鳥沢駅着、桜が終って木々が芽吹いてきた、まさに「山笑う」の風景が広がる。虹吹橋で桂川を渡り、小篠貯水池へ。
20190420-03 小篠貯水池
   小篠貯水池
 貯水池のすぐ手前に左に入る道があって、そこが北西尾根の最末端の取付点となる。しかし道にも山にも笹が茂り、ルートの見当がつかない。そこで、少し上流から尾根の途中に取り付くことにして、一般登山道を登る。高畑山への道を右に分ける石仏の少し先に、目当ての二番目の石仏があった。右が穴路峠への登山道、左にめざす道が分かれる。
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   二つ目の石仏
 その道に入るとすぐに二回沢を渡る。対岸に赤いマークが見えていて、ルートは明瞭。
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   合流する二つの沢を渡る
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   取付には赤マークが…
 かつて林業の作業用に使われていたのか、登山道にしては道幅が広い道が、ジグザグに斜面を絡んでいる。赤テープを順番に見つけて左右に進むが、中にはこんな印まであった。
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    「赤ちゃん」と呼びたくなる赤マーク
 ここまでこまめに印があるのなら、それを追ってゆけば楽勝ではないかと思ったのだが、そうは問屋が卸さなかった。次第に踏み跡がなくなり、ただのざれた斜面になったのである。次の赤マークまでトラバースしようとしても、足元がざらざら滑り、しかも木々がまばらにしか生えていないので、手がかりも少ない。思うに、2014年2月の大雪や、その後の台風などで斜面が荒れ、かつての踏み跡をかき消してしまったのではないだろうか? とにもかくにも、体を確保できる立ち木から次の立ち木まで行くのが賭けになってきた。木の根をつかむとぷつりと切れるし、幹をつかむと枯れていてぼろりと折れたりする。普通なら断念して引き返すところだが、登るのがやっとのこの剣呑な斜面を下るのはもっと危険だ。何とか前進するしかない。そこで、もう赤マークを追うのはやめにして、真上に見える稜線に直登することに決めた。足よりも腕を使う、ジャングルジムのような登りでともかく匍匐前進する。敵の機銃掃射をかいくぐって物陰から物陰へと前進する歩兵の心境はこういうものだろうか?
 石仏が1033、やっと尾根に出たのが1115。予想通り尾根はざれておらず、一息付けた。しかも踏み跡がついている。標高700~750mの間と思われた。ブナなどの若葉が美しい。
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    北西尾根の稜線
 しばらく何の心配もない稜線を辿る。途中に差し渡し1mもない小さな水たまりが現れた(1130)。ガイドブックにある「へそ水」である。背後には雨ごいの社があった。落葉の溜まった水でとても飲料にはできないが、土まみれの手を洗い清めることはできた。神様ありがとうございましたと言いたくなる。
20190420-06 倉岳山・へそ水
    へそ水
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    雨ごいの社
 ここから倉岳山への最後の急登は、一部ざれてはいるが危険は全然なく、1150、予定より20分遅れで山頂に着いた(~1213)。霞んでいて展望は今一つだが、眼前には昨秋登った今倉山が東西に広がっていた。
20190420-08 倉岳山より今倉山
    今倉山
 山頂からはざれた急坂を下って、あとは主稜線の歩きやすい道を、立野峠1238、細野山(838m)1250、鳥屋山(808m)1315、舟山(818m)1345と快調なペースで辿る。ミツバツツジらしいツツジが鮮やかだったが、真新しい風倒木があちこちで目に付いた。
20190420-09 倉岳山・ミツバツツジ
    ミツバツツジ?
20190420-11 細野山・風倒木
    風倒木
 1405寺下峠。ここから北西、梁川の塩瀬という集落まで下る。ミミガタテンナンショウ、タチツボスミレ、ヒトリシズカなどの咲く道を辿り、沢に下ってゆく。ここも途中一か所、ロープの張られたざれのトラバースがあることになっている。確かにあった。しかし話が違った。一か所だけのはずが、ロープは続くよどこまでも。延々300mほど、沢筋に下りるまでずっと、足場の悪いロープ道だった。やっと降り立ったのは薄暗い谷間(1455)。
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 きれいな水が流れていたので、手と顔を洗う。ここから対岸の尾根に登り返して、北側の別な沢筋を下るのだが、そちらもロープこそないものの、黒部の水平歩道のように、崖と言えるほどの急斜面をトラバースする細い道が続き、しかも落葉が積もって地面が見えないので、慎重に下らざるを得ない。結局塩瀬の集落に出たのは予定より随分かかって、1530だった。国道からは倉岳山のすっくとした姿が望めた。
20190420-30 梁川より倉岳山
    梁川より倉岳山
 1555、梁川駅に着こうという時に登りの電車がホームを出て行った。1558の便がダイヤ改正で早まったのだ。1625の便で立川で下車、魚が売りの「波平」という店で、プレミアムモルツ生、無濾過純米生原酒数種類で打ち上げ。緊張を強いられた心身を、至福の炭酸水と米ジュースが癒してゆく。ヒラマサの刺身の大きな一切れを見て「俺の前には今、ピラミッドの破片が積もっている」とつぶやいたら、同行のMさんも『孤独のグルメ』のファンであることが分かり、お酒がひとしお美味しく飲めた。しかし北西尾根、二度と行くコースではない。寺下峠も、どこか一か所でも崩れたらもう廃道ではなかろうか…。

14:46:13 | ハイキング・縦走 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
宮ヶ瀬湖北・権現平~南山(2019/2/17)
2019 / 02 / 22 ( Fri )

  江戸時代、枯野見と言う風習があった。『精選版日本国語大辞典』によれば、「冬の暖かい日に郊外の枯野を見に行くこと。江戸では、向島の長命寺から白髭あたりの冬景色を見ることをさした」とある。吉川英治の『松のや露八』には「『虫聴』だの『千鳥聴き』だの『枯野見』などという遊びは、遊びに飽いた江戸人だけが思いついてする遊びであった。」、岡本綺堂の『半七捕物帳 薄雲の碁盤』には「『枯野見なんて云うのは、今どき流行りませんね。雪見だって、だんだんに少なくなりましたよ』と、徳次は笑った。」とあるそうだ。江戸後期の十方庵敬順の紀行文集『遊歴雑記』には、枯野見に便利な携帯焜炉と茶道具が登場する。
 私の属する「怪奇倶楽部」と称する物好きの会(古今東西の良質の怪談・怪奇小説を愛読し、怪奇映画やドラマを鑑賞し、味わい深い土地を訪ねて地霊と交信する会)では、この由緒ある枯野見を現代に復活させ、ここ十数年続けてきた。十方庵敬順に倣ってガスコンロで茶を淹れ、枯野の中で一服しながら、十数キロ歩くのである。
 今回、初の試みとして標高500mを超える山に登ることにした。これまでは精々300m程度の丘のようなところばかりだったのである。選んだのは、相模原市の西郊外、宮ヶ瀬湖の北に連なる権現平~南山の尾根。さらに東に志田峠を越え、愛川町の三増まで歩いた。
 957橋本駅発のバスで小一時間揺られ、終点の鳥居原ふれあいの館に1045着。農林産物直売所なのだが、凍結防止なのかトイレは閉鎖されている。行楽客やライダーたちがたくさんいるのに、不親切なこと限りない。
 車道から尾根末端に取り付き、高度を上げてゆく。照葉樹も混じった雑木林と、杉・檜の植林で、風情のある林とは言いにくい。1125、高圧線の下に出る。北西に奥秩父~大菩薩連嶺が見えた。1145、569mの権現平着。名前の通り平らな山頂で、南東端に展望台が設けてある。丹沢の山々、以前登った高取山~仏果山、南山、宮ヶ瀬湖、南東の厚木方面の平野が見える。空気が澄んでいたら房総半島も見えるらしい。
権現平より宮ヶ瀬ダム、高取山、仏果山
      権現平より宮ヶ瀬湖、高取山
 山頂には木のテーブル・椅子やトイレもあるので、ゆっくり休憩できる。ここで昼食と、枯野見に欠かせないお茶。「どこでも抹茶」という商品があって、小袋に緑茶の粉末が入っており、お湯さえあれば抹茶が飲める。とても便利だが、よく考えると抹茶を好きなだけ持ってくれば済む話なのであった。
 1235に出発、だらだら東に尾根を辿ると544mの南山に着く。この山頂からは蛭ヶ岳や大山が格好良く見えた。三ノ塔の方は尾根が幾重にも重なって逆光が美しい。
南山より宮ヶ瀬湖、丹沢山地
     南山より丹沢山地
南山より三ノ塔
     三の塔
 南山からは「あいかわ公園」に向かってひたすら下ってゆく。丹沢名物の木の階段で、山慣れない同行者は相当こたえていた。あいかわ公園は宮ヶ瀬ダムのすぐ近くにあり、いかにもダム開発の副産物の地域振興策と言った感じだが、事業計画書を見ると果して「あいかわ公園は、宮ヶ瀬ダム建設に伴い喪失した中津川渓谷に替わり、ダムサイトゾーンの活性化を目指して整備され、宮ヶ瀬湖畔園地(愛甲郡清川村)、鳥居原園地(相模原市緑区:旧津久井町)とならぶ宮ヶ瀬湖周辺3拠点の一つとして、宮ヶ瀬湖周辺地域での多様なレクリエーション、観光、自然環境保全等の役割を担っています。」とあった。
 予定では中津川左岸の尾根に登り返してずっと南東に縦走するはずだったのだが、階段でくたびれ果てて「もう登りはイヤだ」との声が上がり、この尾根の北の峠道を越えることにした。あいかわ公園の北に服部農場というレジャー牧場があり、牛・馬・羊などを飼育して、乳製品やソーセージ、ドイツビールを売っていた。ソーセージとドイツビールには三人とも目がないので、思わずここで第一次打ち上げをしようかと思ったが、あまりの値段に冷や水を浴びせられた。ソーセージ3本とビール1本で2000円でっせ!無茶すぎるわ!
 人のほとんど見えない林道みたいな道を東に辿って志田峠を越える。馬頭観音の碑が4基並び、福助が正座していた。
     志田峠の馬頭観音碑
     志田峠の馬頭観音碑
 未舗装の悪路を歩いて志田の里に出たが、堆肥工場があってとんでもない悪臭がする。その先の中原地区は、地図で見ると大規模な養鶏場があるので、そこを避けてゆく。白梅が早春の里らしい。これぞ枯野見の喜びである。
20190217-11 中原の梅
 街道が通っていたらしい三増(静かな里なのに、養鶏場の臭いが…)からバスで本厚木へ。『精選版日本国語大辞典』の枯野見の説明には最後に、「吉原に遊ぶ口実ともなった。」と書いてあるが、清く正しい怪奇倶楽部会員はそんな悪所には引かれず、メンバーの同級生・村田元秀氏が経営する相模大野の飲み屋「げんちゃん」で、自慢の餃子や焼き鳥を堪能したのであった。
 後日、「次回は平らなところを頼みます」と釘を刺されてしまった。

10:22:29 | ハイキング・縦走 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
西丹沢・大野山 格好の展望台(2019/1/26)
2019 / 02 / 22 ( Fri )

 家族とその友人と、富士山の眺めを楽しむ軽いハイキングをすることにした。ヤマレコの地図で物色して白羽の矢を立てたのが、西丹沢の低山・大野山(723m)。御殿場線の谷峨駅から歩いて登れ、山頂が牧場になっていて、富士山、丹沢、箱根の眺めが良いという。
 多摩市の永山駅を800に出て、小田急で新松田へ、御殿場線に乗り換えて938に谷峨着。神奈川県内の癖に、御殿場線は何とICカードが使えず、登山客が切符販売機と窓口に列をなした。新松田から谷峨へはバスもあるみたいなので、そちらも選択肢かも。
 谷峨駅には、元気の良い、しかしやせた三毛にゃんがいて、盛んにごろごろ転がって遊んでいる。生憎餌を持参していなかった。ごめんね。
20190126-06 谷峨駅にゃん
 駅から、めざす大野山の牧場の頂が間近に見える。
20190126-08 谷峨より大野山
 吊橋で酒匂川を渡り、ジグザグの古い車道を登って嵐の集落へ。そこから山裾を巻く感じで、山道を都夫良野(つぶらの)の「頼朝桜」まで登る。途中の高圧線の下から富士山が見えた。朝は快晴だったのに、南東山腹に雲が湧いて山頂を少し隠している。
頼朝桜というのは、「頼朝がここに手植えした」とかいう特定の桜の木のことではなく、河津桜の別称らしい。あたりはログハウスなどあって公園になっている。そこからまた山道に入って尾根を一登りすると、林道に出会う。その先が地図にもジグザグの出ている本格的な登り。丹沢名物の階段が整備されているが、階段にリズムを合わせにくい。トレーニングでテント、寝袋など背負ってきたので、暑い。南西に、谷峨の地名の元かもしれない「谷ケ」という集落のあるなだらかな斜面が見える。茶畑になっているらしく、雲南・四川あたりから東南アジアにかけてのどこかの桃源郷のように見えた。奥には越前岳。
20190126-11 大野山より谷ケの畑地
 20分ほどで急登は終わり、山頂の一角の緩斜面に出た。「なあんだ、もうあと5分ぐらいで着くな」と思ったらそれが大間違い。この緩斜面が結構広く、真の山頂までは15分ばかり歩かされた。とはいえ、富士山がきれいに山頂まで見せ、南には箱根の山々、小田原のある足柄平野、さらに江の島や房総半島、伊豆大島まで見えて、展望を満喫できる。
20190126-15 大野山より富士山

20190126-17 大野山より相模湾
  さらに山頂近くになると、北に丹沢の主要な峰々が群像となって姿を現した。まずは道志西部の御正体山と丹沢西端の菰釣山。
20190126-21 大野山より御正体山、菰釣山、権現山
 その右に、畦ヶ丸山、加入道山、大室山が並ぶ。大室山は都内から見ても大きいが、この角度からも重量感たっぷりで風格がある。さらに東に、檜洞丸、同角ノ頭、蛭ヶ岳、丹沢山と、丹沢の核心部の峰々が続く。都内や山麓からは見られない展望だ。同角ノ頭が鋭く尖っているので、近くにいた別パーティーのおじさんが仲間にしたり顔に、「檜洞丸は右の方!」と教えていた。どう見ても左の方が高いでしょうよ!
20190126-22 大野山より畦ヶ丸山、加入道山、大室山
     畦ヶ丸山、加入道山、大室山
20190126-37 大野山より檜洞丸、同角ノ頭、蛭ヶ岳、丹沢山
     檜洞丸、同角ノ頭、蛭ヶ岳、丹沢山
20190126-37 大野山より檜洞丸、同角ノ頭
       檜洞丸(中央)、同角ノ頭(右)!!
 北には、三保ダムと丹沢湖も見下ろせる。
20190126-32 大野山より丹沢湖
 1145-1220、山頂で昼食休憩。平らな芝生で、東屋、ベンチ、トイレまであって、交流ハイク向きかと思われるが、冬期はトイレの水は止まっている。
 帰りは南東に山北駅まで下る。しばらく牧場を東に辿るが、進行方向に鍋割山が見えた。
20190126-39 大野山より鍋割山
      鍋割山
20190126-36 大野山より箱根・明神岳、神山、金時山     
      箱根・明神岳、神山、金時山
 大野山は火山ではないのに、道の脇には黄土色の軽石っぽい土が露出していた。ひょっとしたら富士山の噴出物、それも1707年の宝永噴火のものではなかろうか?
20190126-42 大野山、富士山のテフラ?
 畜舎に向かう車道から右に分かれて、登山道を下る。しばらく階段で急降下し、その後はトラバース気味に植林地を下ってゆく。1325、地蔵尊のある所に着いた。このあたりの岩は、丸い礫を含んだ礫岩で、礫の中にはたぶん丹沢山地由来と思われる花崗岩質のものもあった。
20190126-45 大野山中腹、前期更新世の礫岩中の深成岩礫
 この礫岩は258~40万年前に海でできたものだそうで、ということは最長でも250万年の間に、海底から標高500mほどにまで隆起してきたことになる。大陸プレートとフィリピン海プレートの境界が、ちょうど大野山の南山腹にあるそうだから、地殻変動が激しいのもうなずける。1923年の関東地震の震源が丹沢西部という説もあるし…。
 1340に古宿集落に下山、廃校を転用した共和のもりセンターというところでコーヒー一服、後は馬頭観音、道祖神などの石碑を見ながら、山北駅に1450に着いた。


20190126-51 馬頭観音像

20190126-58 道祖神



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南薩摩山めぐり~その1
2019 / 02 / 18 ( Mon )
2/1~5の5日間、知覧観光と開聞岳をメインに、南薩摩を満喫してきた。
静岡出身の私としては、鹿児島空港の脇に広がる茶畑を見たときから、親近感でいっぱいに。
旅先で出されるお茶は「まずい」ことがほとんどだが、知覧、坊津(秋目)はおいしいお茶をいただいた。
私にとって、お茶がおいしいって、すごく大事なポイントなのだ。
鹿児島、とても素敵なところだった。

さて、今回登った山は、金峰山、開聞岳、野間岳、磯間嶽。
観光は、知覧の他、南さつま海道八景めぐり、指宿砂蒸し、開聞岳の眺望めぐり。
忘れられない出会いは、笠沙美術館の管理番をしていた、元遠洋漁業漁師さんと黒瀬杜氏さん。

じっくりと南薩摩を味わいつくす旅ができ、この上なく満ち足りた気持ちで帰ってきた。

1日目。鹿児島空港でレンタカーを借りて、金峰山(きんぽうざん)へ。
40周年の折、奥秩父にある金峰山の信仰の道=御嶽道についていろいろ調べたことが思い出される。
不思議な縁だ。
こちらは「きんぽうざん」と呼ぶが、由来は同じ。蔵王権現を祀る、修験の山である。

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金峰山神社から、中岳、東岳、北岳とめぐる手ごろなコースを歩いてみた。
全部回っても、駐車場から小一時間なので、貴重品とカメラだけを持って出発。

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神社の脇から、照葉樹林の中の道を登っていく。
山頂近くまで来ているので、なだらかで登山道と言うより、散策路という感じ。

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山頂近くの展望所からは、開聞岳が見える。
(ツル?のくちばしの先あたり)

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金峰山山頂標識。
この日は風が強く、セルフで撮るのも大変だった。
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このあと、一旦駐車場に戻って、北岳へ向かう。
野間岬、野間岳が見えたのだけれど、風の強さに長居できず。

下山後は一路知覧へ。
50歳という年齢で訪れる知覧は、若者を特攻作戦に送り出した大人の側の責任を考えさせられた。
この日は、特攻の母と呼ばれる、鳥濱トメさんが営んでいた富屋旅館に泊まる。
さて、この旅館の看板。
これは、実際にはあり得なかった構図なのだが、そこにトメさんの思いが込められているという。
この写真に込められた思い、みなさんはどう感じるだろうか?

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2日目。開聞岳登山。
知覧から開聞岳へ向かう道は、高台に広がる茶畑の中を走っていて、まるで牧ノ原台地(静岡)のよう。
茶畑越の開聞岳を眺めながら、麓にある登山口へ向かった。

登山者用駐車場のある開聞岳キャンプ場から見上げた開聞岳。
葉を落とした樹々が点在する芝生の広場に、さんさんと陽が射して、冬とは思えない穏やかさ。

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標識を頼りに歩いて行くと、2合目登山口。
開聞駅近くに1合目があるので、車で来ると、2合目からのスタートになる。

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ここから山頂まで、ほぼ均等に合目標識がある。
日帰り装備で歩くと、だいたい20分で1合くらいのペースだった。
4合目あたりまでは、照葉樹林の中を、火山らしいザレた道が続く。
5合目に展望所が設けられている。樹林の合間から、東側の展望がのぞく。
7.1合目は、眼下に東シナ海がドーンと広がり、解放感あふれる展望場所。

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が、写真にすると海しか写らないので、展望写真はなし(笑)。

登山道が西側斜面を回りこむようになると山頂も近づく。
これはその辺りで広がる西側の展望。
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7~9合目は、2ヶ所ほどはしごがかけられ、岩がごろごろしたところを登っていく。
足元には霜柱も残っていて、900mを超える標高を感じさせる。

ちょうど麓の街で正午を知らせる音楽が鳴り響く頃、山頂到着。
それなりに登山者もいて、賑やか。
岩の上でひなたぼっこしながら、行動食をつまむ。
いい眺めだ。

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のんびりしていたい気持ちもあるが、まだまだ見てみたい景色が待っているので、
早々に山頂を後にする。
下山は1合15分くらいのペースだった。
午後2時をまわる頃、まだ2~3合目ですれ違う登山者もいて、意外だった。
夕景でもみるのだろうか?

このあと、海沿いの展望所、火の神公園、大野山展望所などに立ち寄り、
いろいろな開聞岳の姿を楽しみながら、今日の宿、秋目の民宿へ向かった。
ここは、鑑真和上が上陸した地とされ、鑑真記念館がある。
民宿でお風呂の支度が整うまで、のんびりと夕景を楽しんだ。

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夕食は、秋目でその日にとれたクロダイや、モンゴウイカなど、魚づくしの料理をいただく。
明日は、昼頃から雨予報。
野間岳は、野間神社からのピストンに変更。

(その2へつづく)


23:27:54 | ハイキング・縦走 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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